GoToイートで飛躍したあの回転寿司が赤字?!
GoToイートの政策に一番うまく乗ったのはくら寿司だったんじゃないかなと思います。
くら寿司はGoToイートのポイント(昼は500円、夜は1000円)付与がとにかく早かった。だいたい利用した日のうちにポイントが付くので翌日にポイントでまた食べることができる。お昼500円分(5皿)、夜1000円分(10皿)だとほぼ無料で通い続けることができる。その様から『無限くら寿司』と話題になっていた。
私は回転寿司は「はま寿司」派だったけど、このキャンペーン中の回転寿司は常にくら寿司。
多くの人が同じことを考えると思われ、このキャンペーンをうまく利用したことにより、くら寿司は売上を増加させるだけでなく、競合は客を奪われたと思う。
なぜ他の回転寿司は同じようにやらなかったかというとGoToキャンペーンに対応したシステムが準備できておらずやりたくてもやれなかったとの事。
世の中の情勢にアンテナを張った優秀な社員がいると、たとえ他の競合が良い商品を扱っていても売上げの勢力図はころっと変わってしまう。
またこのキャンペーンに合わせて「鬼滅の刃」とコラボ。
ちょうど同時期に公開された『無限列車』に合わせて『無限くら寿司』と呼ばれることを読んでいたかのような見事な連携。マーケティングの重要さを物語っていました。
くら寿司はよほど売上げを何倍にもするんだろうと決算結果をそれなりに注目していたが、、、
12月2日、まさかの赤字発表である。
回転ずし大手のくら寿司が2日発表した2020年10月期連結決算は、純損益が2億円の赤字(前期は37億円の黒字)に転落し、01年の上場以来初の赤字となった。
は?という感じである。
売上を5倍に伸ばしたという発表は予想していたが、赤字とは?!
利用は以下
国内事業の売上高は過去最高を記録したが、新型コロナの影響を大きく受けた米国事業の不振を補いきれなかった。
国内過去最高の売上高だったのに。
経営って難しい。